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生命のゆらぎ

下図は生命のゆらぎを表した図です。これを私たち人間に当てはめて見ると、人間は様々な食べ物からエネルギーを摂って余分なものを排泄物や排熱として捨てています。

これは熱力学的に言えば、定常解放系と呼ばれる物理学系に対応してきますが、その系の中では「ゆらぎ」と呼ばれる、バランスを取ろうとする働きが絶えず営まれています。

このバランスがプラス側かマイナス側に偏った場合、いわゆる体力の低下や疲労、栄養の偏向などを示しており、バランスの崩れが大きくなり過ぎると一般に病気と呼ばれる現象に陥ります。

この図で言えば病気とはこのバランスの中点0の力が弱まり、「ゆらぎ」が停滞化していることを意味しています。その停滞化が身体の中の様々な疾病となって現れてきます。

人間には自然治癒力という生来の能力が備わっています。傷口が自然に治ったり、少々、具合が悪くても、放っておけば自然に元の状態に戻る力のことです。

この力は0点がプラス側かマイナス側に傾いた状態を常に引き戻そうとする力の現れと考えてもよいでしょう。

即ち、人間の本来あるべき秩序に0点が呼び戻そうとしているのです。この引き戻しの力が、ゼロポイントエネルギーに相当します。

つまり、無秩序の状態を秩序ある方向へ引き戻す働きのことです。

正確な表現をすれば、一つの力が無秩序の方向へ働く時には0点が常に秩序ある方向への引き戻しの力として働いてきて、「ゼロポイントエネルギー」として作用するという言い方ができるでしょう。

その意味で、「ゼロポイントエネルギー」は無秩序方向の力がなければ作用してきません。ですから、人間にとって害になることは絶対にあり得ないと言えます。

害がある所にしか0点は働いてこないからです。

ところで、氣の科学的実験データを見ると、血中のヘモグロビン量、ホルモン分泌量、免疫淡白などの人体の生理指標となる物質の改善という形で如実に現れます。

その理由は平たくは生命エネルギーが強化されたからです。

別の表現をすれば、生体の各器官、各組織、各細胞の働きが秩序化され、「エントロピー」が減少したということです。

つまり、氣は「ゼロポイントエネルギー」に通ずることを意味しています。

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